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たどたどしい。

最近、火にはまっている。と書くとあぶない人みたいだけどようは焚火にはまっている。
まるでかっこいいオジサンを想像しそうですけど、素人集団にとって焚火はなかなか容易な作業ではないことを痛感している。BBQで炭に火をつけるのとはレベルが違う。
何せ初めての焚火は着火剤を使い切ってやっとこさなんとかそれらしい景色まで持って行けた。これを生活の中でやっていたと思うと気が遠くなる。飯を食うまでの工程が凄まじい。そりゃ熾火にしおくし、火を絶やすことの不安やかったるさはリアルでは想像できない。
今回なんとなくだけど、「あんまり事前に調べないこと」というルールがある。
知らないと危なかったり迷惑になったりもするのでそういう意味ではまったく調べないわけではないのだけれど、火を作るまでのコツだのなんだのはほとんど調べない。軽くネットを見渡して「ふぅーん」くらいまで確認して後はひたすら実践。心のどこかで失敗すら期待してしまうほどこの「体験」をまるごと味わいたいと思った。
日が暮れていくごとにガタンゴトン落ちていく気温、気まぐれにクネクネと向きを変える風、昨日を雨を飲み込んだ枯れ葉、土。普段スルーしている外の要素が全て必要になった。なんて不便なんだろう。なんてどんくさいんだろう。
この体験が具体的に何の役に立つのかまったくわからないけど、火をおこす経験はなんだかいろんなことを考える原点になりそうな気分だ。

ついてしまえば簡単だろうと思ってたけどついてからの難しさ、いっぱいあるよな。

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